税理士になるために大学院ではなく試験を選んでよかったこと

思考

税理士になるための要件として、実務経験2年+試験(5科目)があります。

大学院で修士号(マスター)を取得すれば、この試験のうち一部を科目免除することができます。

自分は試験5科目を合格して税理士になりました。

大学院ではなく、試験を選んでよかったことについてあらためてまとめてみようと思います。

税理士試験の戦績

戦績は以下の通りで、間に受験していない年もありますが、合計7回受験しています。

2013年 簿記論 不合格、財務諸表論 不合格
2014年 簿記論 合格、財務諸表論 合格
2015年 受験なし
2016年 法人税法 不合格
2017年 法人税法、相続税法 不合格
2018年 法人税法 合格
2019年 所得税法 57点
2020年 所得税法 合格、消費税法合格(官報合格)

5勝5敗です。

大学院にいっていればもっと早く終わったかもしれないというのはありますが、大学院にいっても最大4科目免除(会計科目2科目、税法科目2科目)で、税法1科目は合格しないといけません。

その税法1科目目の法人税法に時間がかかってしまったのが試験が長引いた原因です。

税法1科目目を早く取得し、税法2科目目に時間がかかりそうだという状況であれば、もしかしたら大学院も選択肢に入っていたかもしれません。

選んだ税法科目について体系的に学ぶことができた

もともと、この理由が試験にこだわった理由です。

試験勉強をすることにより、その税法について体系的に学ぶことができます。

実務であまり出てこないような細かい論点もあり、実務で使わないなら意味がないと考えもありますが、全く使わないという保証もありません。

体系的に学んでいないと、もし実務で出てきても0から調べることになりますが、試験勉強で一通り理解していると、0ではなく、最低1や2ぐらいのことは知っているので、そこはだいぶ違うかなと思っています。1と2に比べて、0と1には大きな差があります。

また、税理士事務所にもよりますが、税法科目に合格している従業員はそこまで多くありません。

法人税法に合格している場合だと、「法人税法に詳しい人」ということで社内の他の人から質問が来たりするので、それについて自分で調べるといったことをすると、さらに法人税法に詳しくなるといった良い循環が生まれます。

達成感

税理士試験は過酷です。簿記論、財務諸表論といった会計科目の合格率は税法科目よりかは受かりやすいですが、税法科目の合格率は12%とかです。

この合格率もくせもので、会計科目のそれとは別物で、比較するに値しないのです。

会計科目は税理士試験の「初心者」が受験する傾向が高く、税法科目は会計科目を合格したいわゆる「経験者」が受験する傾向が高いです。(税法科目を最初に受けることもできます。)

また、相続税法といった科目は、4科目を合格して5科目目の最後の科目として選ぶ人が多く、そうなると、受験生の中の「税理士試験の達人」の割合が多く、必然的にハイレベルの戦いになります。

他にも、法律丸暗記、採点基準未公表、年1回の試験といった税理士試験の合格を難しくする要因がありますが、最後の5科目(自分の場合は最後は2科目同時でした。)を合格して、官報で自分の名前を目撃したときの衝撃は忘れられません。

あのときは「あー、この達成感のために苦労してきたんやな」という思いでした。

税理士試験に合格するのは通過点に過ぎないので、最短で試験を終わらせることができればそれに越したことはないでしょう。

一番最初は4年で税理士試験を終わらせるつもりでしたが、人生そう簡単にいくものではないです。

苦労すればするほど、それを手に入れたときの達成感は大きいものとなるでしょう。

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